単管パイプで小屋を作る話⑤
※この記事は旧ブログで(一番人気のあった)
「単管パイプで小屋を作る話」シリーズ
に加筆・修正を加えたものです。※
【このシリーズのあらすじ】
「小屋」が作りたかったようです…。
母親の圧力によりやむなく家の裏手に建てた小屋だが…
解体して自分が建てたい場所に建てなおした。
家の正面!芝生の上!俺は自由だぁあああ!!!
僕も「毒親」だけれど…
僕自身、ろくでもない親だけど。1つだけ心がけてることがある…
「子供のやりたいことを邪魔しない。」
ところがまあ、うちの母親っうのが僕のやりたいこと全てに口出す。
でもこういう状況ってみんな同じだと思うの。
DIYする時って絶対に口出したり、邪魔したりするヤツが出てくる。
「ここはこうした方がいい」…「こんなところに建てないでぇ~」…
あぁああ!!!うるせぇええええ!!!!!!
だから速攻で完成させて黙らせるのが一番。んじゃ組立いってみよう!
「柱」建てる。
「基礎はぁ~コンクリ打たなきゃだめじゃん~?」
とか散歩中の知らないオッサンまでが口出してくるのがDIY…
うざぃギャラリーがくる前に速攻で作業する。
基礎はブロックおいただけ。
単管が通せる穴が開いてる!ベリーナイスな商品!!
…じゃないんだなぁ…このブロックね…穴が下まで貫通してんの…
「非貫通で単管が途中で止まる別タイプ」作って欲しいわ…。
でこれだと小屋の重みで単管の先が地面にめり込んでいくと思った…
だから「単クランプ」っうので止めてみた。
ふと思ったがコンクリート平板っうのを置いてもいいかも。
価格:580円 |
「ジョイント金具」で連結。
まずは奥側の柱から。
2m単管にT字型ジョイントを通して上はL字型ジョイントで連結。
横は1.5m単管で繋いだ。
手前の柱も速攻で建てる。1.5m単管3本をY字型ジョイントで連結。
前ユニットのY字型ジョイントと後ユニットのT字型ジョイントを連結。
使ったのは1.5m単管。いいぞ!それっぽい!!
さすがにものすごく歪んでるので水平とる。
水平器はホムセンで400円。マグネット付きで単管にくっつく。便利!
「屋根」つける。
「垂木」代わりの2m単管を直交クランプで連結。
予め作っていた屋根がこちら。屋根は予め作っておくべきと前記事で話したが。
垂木止めクランプは後でとりつけよう。写真は失敗例でございます↑。
屋根は想像以上に重いので一人だと無理かも。
屋根を持ちあげ固定するまでは誰かに手伝ってもらった方がよし。
ここまででかなりびしっとしたものが出来てくるので周囲も急に協力的になる。
もう誰もあなたを馬鹿にしたりしない。完成に向け手を貸してくれるかと。
ちなみに僕はステータスを筋力に振り切った馬鹿なので一人でやった☆
直交タイプの垂木止めクランプで止める。ビスは45mmのスリムビス。
あとで母親に突っ込まれたが軒先が全くない。桟は雨ざらしだろう…。
でも強風には強いと思う。単管にいたっては飛び出ているが(笑)。
仕上げはおかぁさーん。
作業時間は2~3時間ってとこ。
僕は一人でやったけど手伝ってくれる人がいたらより短時間でできるかと。
このように出来上がったところで母親が見に来たが…
「あら。いいじゃない。」って…。
ほんの数時間前に…
「家の前にわけわかんねーもの建てんな!」
…とか言ってたのは「そう!コイツ↑です!」
まあそれでも母親だから…
単管の先に黄色いキャップをとりつけせてやった。
仕上げはおかぁさーん。
馬鹿でも作れる小屋。
かって小屋を建てようとしたことがあった。しかし自立すらしなかった。
「馬鹿に小屋は作れない」と思った。同時に…
「馬鹿でも作れる小屋」とは何か?を考えるようになった。
笑われ、無理だよ(笑)と言われ…破り捨てたいくつもの設計図…
しかしその度に…設計はよりシンプルなものになっていった。
基礎はコンクリートで固めなきゃ?…果たしてそうだろうか?
コンクリで固定したら移動も撤去もできないだろう。
「方丈」、「筋交い」などというのもそうだ。
まず素人はこれらが何を示すかもわからない。
それに人それぞれ求める形は違うはずだ。
僕の場合は柱に持て余していたアルミボックスをくくりつけた。
軽トラ アルミボックス 万能アルミボックス BXA135 アルストッカー アルインコ BXA-135 (法人個人選択) 価格:28,370円 |
アルインコの「BXA135」というアルミボックスだ。
後ろの持ち手に単管がちょうどよくはまり込んだ。
設計ミスで余った2m単管も良い具合で使うことができた。
これが方丈、筋交いと呼べるかは別として土台はより安定した。
こうやって一人一人が自ら頭をひねり自分だけの小屋を作る。
だからこそ「例として示す基本形」はごくごくシンプルであるべきだ。
そんなわけで「僕だけの小屋」が出来上がった。
この「馬鹿でも作れた小屋」を参考によりよいものを作ってほしい。
あとはDO IT YOURSELF(テメェでやれ)!